企業から寄せられた声(文字情報)

BRIO

会社概要

所在地: 埼玉県熊谷市
業種: 理容業
資本金: なし
従業員数: 2人
URL: http://brio.agiatohair.jp/

訓練概要

コース名: brio 理容アシスタントおよびエステテシャン養成コース
職種: 理容業
訓練生数: 1人(終了後に正社員採用)
期間: 平成26年10月~27年3月
種別: 有期実習型訓練(キャリア・アップ型)

1.制度の活用に取り組んだ目的

埼玉県熊谷市にあるサロン「BRIO」
埼玉県熊谷市にあるサロン「BRIO」

 当社は、平成26年8月にオープンし、メンズ専門の理容とエステティックを行うサロンとして営業しています。社名の「BRIO」とは、イタリア語で「活動的」なことを意味しています。
 最近では、理美容の専門学校の卒業生が減少していますが、理美容のサロンの件数は増え続けていますので、理美容業界での人材不足は深刻な状況にあります。
 一方、就業者の正規雇用率の低下などによって世帯収入が二極化していることから、理美容業に興味を持っていても、専門学校に通う機会を得られない若者も少なくありません。また、これまでにエステティシャンとしてエステサロンで就業し、エステティシャンとしての自分の価値を高めるために、シェービングできる資格の取得やスキルを身に付けたいと望む方も増えてきています。
 このようなことから、当社では、専門学校に通う機会が得られなかったり、一般のエステサロンなどに勤務しているために、通信課程で資格の取得を目指すことができない方を対象として、就業しながらでも、理容師の資格を取得するところまで導ける方法はないものかと模索していました。
 そこで、かねてから人材の採用についてのアドバイスを得ていた熊谷商工会議所に設置されている埼玉県地域ジョブ・カードサポートセンターを訪問し、そこの訓練コーディネーターの方に相談することにしました。
 そのときは、ジョブ・カード制度の有期型実習訓練の意義や取り組み方について説明してもらいました。前述したように、当社では、就業しながら理容師の資格取得を目指す効果的な方法を探していましたので、この有期型実習訓練と専門学校の通信教育を組み合わせることによって効果的な教育ができると確信し、有期実習型訓練に取り組むことにしました。
 

2.具体的な取組内容

 理美容の専門学校を卒業していない当社で勤務していた非正規社員を訓練生としましたので、理容アシスタントとエステティシャンとしての技能を身に付けさせるために、有期実習型訓練の「理容アシスタントおよびエステティシャン養成コース」として実施しました。
 理容師の資格を取得するまでの間は、理容の業務をできませんので、接客業の基本となる接客対応の話術やマナー、衛生管理の学習を重点的にしたOJTを330時間にわたって実施しました。それとともに、理容師の資格を取得していなくても実施できるエステや脱毛などの施術学習は、Off-JTの実技(79時間)として実施することによって、即戦力の技術者を育てる訓練としました。
 また、これからの理容業で実践的な業務を行える人材を育成するため、OJTのアシスタント訓練としては、ポスレジや電子カルテの操作を学ばせ、会計事務や顧客管理についての知識も習得できる訓練カリキュラムとしました。
 当社で有期実習型訓練を実施するのは初めての経験でしたので、訓練カリキュラムや評価シートなどの作成に加え、埼玉労働局への訓練計画や助成金の申請に当たっては、訓練コーディネーターの方の懇切丁寧なアドバイスがありましたので、非常に助かりました。
 

3.阻害要因とそれを乗り越えるための工夫

 営業中に訓練を実施するため、お客様の予約の取り方を工夫する必要がありましたので、当初は、訓練の指導者の指導時間を確保することが難しいと感じました。しかし、事業主と業務経験の豊富な社員の2人が訓練の指導者を務めたほか、Off-JTの講師を社外から招くことによって、有効な訓練を実施できたと思います。
 また、訓練生の習熟度合いや訓練の内容ごとの得手、不得手がありましたので、訓練生の特徴に応じて訓練の内容や訓練時間を変えられる臨機応変な訓練計画が必要だと感じました。訓練コーディネーターの方からは、訓練の開始後でも、訓練の内容を変更できるとのアドバイスをもらいましたので、訓練生のレベルに応じて変更したことにより、実践的な訓練にすることができたと思います。

4.制度の活用による具体的な効果

 

Off-JTの実技として実施したエステの施術学習
Off-JTの実技として実施したエステの施術学習

 当社のような業種では、接客や施術などの技量そのものがそのスタッフの営業力に繋がりますので、接客技術や脱毛・エステ技術などを習得したことにより、元訓練生に明らかな営業力の向上がみられました。
 これに伴って、元訓練生の給与の増額も実現できましたので、これから訓練を受ける対象者にとっては、有期実習型訓練がより有効なものとなり、訓練生の仕事に対するやりがいや経済的な余裕に繋がるよう、内容の一層の改善に取り組みたいと思っています。
 当社では、ジョブカード制度の活用により、スキルを身に付けたいと思っている従業員にチャンスを与え、雇い入れる機会を増やすことができていると実感しています。
 以前は、専門学校の卒業生や理容師の免許取得者の求人しか行えませんでしたが、上記のような取り組みによって、現在では、高校の新卒者や理容業以外の業種に勤務していた方々など、未経験であっても、理容師の資格取得を目指す多くの方々に対し、門戸を広げられるようになりました。  

(平成27年10月現在)

有期実習型訓練の概要

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若者チャレンジ訓練の概要